2025.01.22
※私の施術体験を自伝として投稿しております。同業の先生方や同じ症状で悩んでいる方のお力添えになれば幸いです。また、投稿している施術に関しましては、患者様のプライバシーを守るために数年前の施術を投稿しております。
今回紹介するのは・・・
2週間後には高校バレーの予選が始まり全国大会を狙っている強豪高校の生徒様!
学校の指導様による紹介で来院されました。
発生機序:試合中に相手の足を踏んだ状態で着地し過度に内反し負傷。
症状:来院された時には受傷してから3週間経過。腫れと痛みにより足関節を内反することも地面に着くことも難しい状態。レントゲンには異常が無くドクターからは軟骨が傷ついているのかもしれないとの事。
なぜ?経過が悪い?原因は何?
“一流の施術家とは、一流の技術より原因を見つける能力が一流じゃなきゃダメやぞ!”
昔、師匠に言われ事を忠実に守っている私!
今回も腫れ・痛みの原因を究明していきます。
何やろ?何やろか?
今回、診察時に気付いたこと
内出血跡が凄い!と言うかまだ出血してるんじゃない?←私の心の声(笑)
ここで1つ気になる事がありました。
そもそも靭帯負傷ではなく筋損傷では・・・
圧痛点(押して痛い所)を探し負傷している場所を探していきます。
予測した通り、靭帯には圧痛点はなく短腓骨筋に沿って圧痛あり!
短腓骨筋下部には硬結部分もあり。筋挫傷痕あり。
原因が解れば施術はスムーズにいきます。(まだ疑いの状態ですけどね)
1回目施術内容
短腓骨筋部の圧痛点を探し皮内鍼にて施術。
施術時間3分(笑)
施術後の症状
疼痛(うずく痛み)軽減。足を付き少し体重を掛けれる状態。
2回目(初診から3日後)
治療前の確認(はぴねす接骨院では、毎回、治療案内前に負傷部位によって変わりますが確認させていただく項目があります。)
確認結果
腫脹改善!恐怖心はあるが少し足を着けれる状態。
【問診】
院長:この数日の状況はいかがでしょうか?
患者様:痛みも軽減し、腫れが急に改善し驚いています♪
【触診】
前回施術時の圧痛点が12か所。今回の圧痛点7か所。
私の声→良し良し、改善してきてるバイ!試合間に合うやろか!
2回目施術内容
次の日に外科を受診する予定にため患者様が外しやすい円皮鍼にて施術。
施術時間1分(笑)
あんまり短い施術だと手を抜いていると勘違いされそうですが、確実に改善していることを体感していただいているので大丈夫でしょう(笑)
施術後の症状
本日来院時と変化なし
3回目(初診から5日後)
治療前の確認(はぴねす接骨院では、毎回、治療案内前に負傷部位によって変わりますが確認させていただく項目があります。)
確認結果
松葉杖なしで歩行可能。
【問診】
院長:この数日の状況はいかがでしょうか?
患者様:痛みも改善し歩けるようになりました。練習を初めてもよろしいですか?
院長:今日の治療次第ですね。
【触診】
前回施術時の圧痛点が7か所。今回の圧痛点3か所。
内出血残存。
浮腫・熱感改善。
私の声→次回の試合までに・・こりゃ!間に合う!間に合うバイ!
3回目施術内容
高周波電気にてスティックマッサージ・皮内鍼にて施術。
施術後の症状
歩行・重心時痛改善。
顧問先生:練習始めて大丈夫でしょうか?
院長:痛みは有ると思いますが、大丈夫ですよ。今後の経過としては、筋挫傷も併発していますので
当分の間はテーピング固定をお願い致します。(固定法の指導あり)試合前日に確認もかねて
検査したいので来院してください。
今後、足を庇って腰が痛くなるかもしれませんので、痛みや違和感が出たら来院してください。
初期症状時は1回の施術で治りますので、その時は早めに来院してくださいね。
4回目(初診から10日後)
治療前の確認(はぴねす接骨院では、毎回、治療案内前に負傷部位によって変わりますが確認させていただく項目があります。)
確認結果
練習中の痛みなし。しかし練習後の疼痛あり。
【問診】
院長:調子はいかがでしょうか?
患者様:練習は、できていますが本調子ではありません。練習の後はズクズクした痛みが有ります。
あと、最近腰に違和感があります。
院長:靭帯と筋肉に傷がついているから仕方ないよ。試合後にしっかりと治療しようね!取り敢えず試合には
痛みが残るけど出場できるよ。
患者様:ハイ!頑張ります。
顧問先生:腰の痛みは庇っているからですか?
院長:そうです。たぶん骨盤に負担がかかっていますね。
【触診】
内出血残存。内反ストレステスト陰性。圧痛・疼痛なし。
骨盤:右PI
4回目施術内容
足関節→灸・鍼による筋弛緩と鎮痛を目的とした施術。高周波電療による可動域向上を目的とした施術。
腰→カイロプラクティックと操体法による施術。
終了!
【所見】
初診時に筋肉の挫傷に気付いていなかったら短期での鎮痛治療は難しかったでしょうね。
普段の足関節捻挫や腓骨遠位端部骨折を診ていたおかげで変化に気付けました。
日頃からの経験と若い頃に勉強した甲斐がありました(笑)
はぴねす接骨院は、短期の鎮痛治療には自信があります。
「痛みは残るけど、パフォーマンスはケガする前より上げてやるよ!」
試合前にケガで来院した患者様は、私のこの言葉をよく聞くと思います。でも、事実ですよ!
それだけ自信はあります(笑)
試合前で困ったことがありましたらご連絡ください。
はぴねす接骨院・はぴねす鍼灸院のホームページの豆知識ページで随時予防方法などを更新しております。
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院長:永田