2016.05.31
クーラー病(冷房病)とは、エアコンでの冷えすぎから起こる病気です。
<主な原因>
クーラー病は、夏の温度差による自律神経の乱れが原因です。
夏は、皮膚の下の血管を拡張し、熱を逃がしやすい体になります。
冬は、皮膚の下の血管を収縮し、熱を逃がしにくい体になります。
このように、体は季節に応じて変化しています。
しかし、夏型の体で長時間冷房環境にいると、自律神経が血管を収縮させ、冬型の体に変えようとします。
そして、夏場その状態で外に出ると、今度は夏型の体に戻そうとします。
つまり、自律神経が季節を混乱し、体温調節機能が乱れてしまうのです。
<主な症状>
・頭痛
・肩こり
・腰痛
・腹痛
・疲労感
・食欲不振
・不眠症
・むくみ
などです。冷え性の症状に似ています。
<対策と予防法>
まずは、外気温と室温の差を小さくすることです。
暑いからといって冷房をガンガンに効かせて、設定温度を24度以下にしてしまうと体への負担が大きくなってしまいます。
扇風機なども併用して、エアコンの設定温度は27度から29度くらいにするようにしましょう。
それから、エアコンの風を直接浴びないようにすることが大切です。
特に首筋を冷やし過ぎないようにしましょう。
また、ずっとエアコンの効いた室内にいるのではなく、2時間に1度など定期的に外へ出て深呼吸をするのも自律神経を乱さないためにオススメです。
今回は、クーラー病の症状と対策を説明しました。
次回は、クーラー病の予防法として食事や運動・ツボを説明します。