2020.04.29
今回は、感染症の感染経路について紹介します。
まず、主な感染経路には「飛沫感染」「接触感染」「空気感染」の三つがあります。
①飛沫感染
病原体を含んだ鼻水、唾液、淡等が、感染者の咳やくしゃみで飛び粘膜(目、鼻、口)に付着することで感染します。
飛沫は気象や風向きにより左右されますが、一般的に、「2m以内に30分以上同じ場所」にいれば感染する可能性があります。
逆に言えば、2m以上距離を開け、接触時間を短くすることで感染のリスクを抑えることができます。
②空気感染
空気感染と飛沫感染は同じものと思われがちですが、
空気感染は咳やくしゃみで飛んだ飛沫の水分が蒸発した後、
病原体のみが長い間空気中を漂い、その空気を吸った人が感染します。
距離をとって接触時間を短くしても、同じ部屋の入る事で感染のリスクがあります。
空気感染は今のところ、結核、麻疹、水疱瘡だけです。
③接触感染
皮膚や粘膜の直接的な接触や、ウイルスの付いたものに触れた手で、目、鼻、口といった粘膜に触れることで感染します。
物に付着したウイルスの感染力は種類によって異なります。
また、温度、湿度、付着した物によっても感染力は異なる為、一概には言えませんが、
基本的にウイルスは細胞が無いと増殖できないので、物に付着したウイルスは数日で感染力は低下します。
そして、新型コロナウイルスの感染経路は「飛沫感染」と「接触感染」です。
ウイルスは目に見えない物なので感染が拡大すると不安が大きくなると思います。
今回の新型コロナウイルスは、従来のコロナウイルスに比べ肺炎が重症化するリスクが高いようです。
ですが、空気感染するような凄まじい感染力を持っている訳ではありません。
また、毎年インフルエンザが流行しますが、インフルエンザでも軽症、無症状の方もいらっしゃいますし、亡くなられる方もいらっしゃいます。
多くのウイルスに対して特効薬はありません。普段から規則正しい生活とバランスの良い食事を心掛けて、自分自身の免疫力を高めることが大切です。
今、できる事は未知のウイルスに慌てたり、不安がるのではなく、これまでと変わらず感染症に対しての予防を行っていく事が大切です。
※コロナウイルス感染を防ぐため、当面の間は予約優先制度とさせていただきます。(0942-27-7550)
※当院では手指消毒液の準備・使用するベッド、枕等の消毒・スタッフの体調管理を行っていますが、院内感染の予防のためにも、来院される際には事前に患者様ご自身で体温計測・体調の確認をして来院(外出)されて下さい。(受付時に体温計測する場合がありますのでご了承下さい。)
※免疫力向上・デトックス効果が期待できるお灸治療実施中です。来院の際はご利用ください。