2016.08.18
冷え性が現われるのは多くの場合手足が冷たくなります。
しかし、冷え性は様々な形で現われてくるのです。
手や足は比較的温かくても内臓が冷えている状態になっていることがあります。
内臓の理想的な温度は37.2℃〜38℃とされていて、
この温度を保つためには体温は36.5℃程度が理想的なのですが、
内蔵タイプ冷え性の人は内臓温度も体温も35℃台のことが多いとされています。
つまり内臓が冷え性なのですが、厄介なことにこれは自覚症状がはっきりとは現われて来ないのです。
したがって、内臓タイプの冷え性の改善に取り組むのが遅れると冷え性が悪化する恐れがあります。
内臓温度が1℃低下すると体の基礎代謝が約12〜15%も低下してしまいます。
こうなると血管内の血流が悪くなり、さらに冷え性が悪化するという悪循環が生まれます。
このような冷え性の人は、まず顔色が悪いことが特徴です。
それから肩凝りがひどい、シミ、そばかす、くすみなど肌トラブルが多い、手足がむくみやすい、
当然胃腸は弱くなる、寝つきが悪く、朝起きるのが辛いなどの症状が現われます。
この中の一つでも自分に当てはまる場合、かくれ冷え性の可能性を疑ってみて下さい。
朝、起きる時に腹や太ももを触ってみて、もし脇よりも冷たく感じたら、それは冷え性です。
太ももと腹は熱の生産量が多い場所ですから、正常な状態であれば温かいはずですが、
太ももと腹が冷たく感じるのは、血液の循環が悪くなっている証拠で、
血液の循環が悪いということは、すなわち内臓タイプの冷え性なのです。
そして、そのままこのタイプの冷え性を放置しておくと、
単なる冷え性ではなく、様々な病気に発展する危険性があるのです。
このタイプの冷え性の人は平熱が低い人が多いのですが、
平熱が35℃代前半では生命の維持にも危険が及ぶことになりかねません。
冷え性で内臓温度が低下すると血液の流れが悪くなり、免疫力や代謝が極端に低下してしまうからです。
内蔵型タイプの冷え性はそういうことからも単に手先や足先が
冷たい冷え性よりも危険性を孕んでいると考えましょう。
はぴねす鍼灸接骨院では、冷え性改善・基礎体温向上の治療を行っています。
冷え性・基礎体温等でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
弥永