2016.07.09
冷え性の人は何か特有の職業についているとかその人が働く職場環境と関係があるのでしょうか?
結論から申しますと、全くその間に関係はありません。
しかし、直接的な関係は見られなくても、間接的な因果関係は十分考えられるのではないでしょうか。
冷え性になる原因は、主にホルモンバランスの崩れや、
ストレスなどから来る自律神経の乱れ、偏食気味などの食生活の乱れ、
さらにはタバコの吸いすぎや生活習慣全般の好ましくない環境などがあげられます。
したがって、冷え性ではなかった人でも、その職業が変わり、
職場の環境が激変するとホルモンのバランスに異常を来たすことは十分考えられます。
さらに、いままでは居心地が良かった職場から栄転したといっても環境が変わり、
ストレスがだんだんと体内に蓄積されて行くこともあるでしょう。
今までは暖かい地方での職場が寒い地方への転勤になったりすると
体温調節が思うようにならないこともあります。
それまでは自宅から職場に通っていたのに、単身赴任になり、食事は全て外食で好きなものしか食べなくなり、
風呂へ入るのも適当になるし、寝る時間も不規則になります。
このような隙間を狙って冷え性が体内に潜入してくることは目に見えています。
職業もそれまでの内勤のデスクワークから外回りの営業になったりすると、
その人の毎日の行動は一変してしまうでしょう。
この日常行動のリズムの変化が体調に影響しない訳にはいきません。
朝、昼、晩の食事の内容も変わってくるでしょうし、食べる時間帯も不安定になるでしょう。
反対に、それまでは性に合った外回りの営業職だったのに、今ではデスク勤務で、
おまけに夏の暑い日々はエアコンの冷房ががんがん効いている部屋で
座りっぱなしなどということでは体温調節はままならないでしょう。
このように、生活環境や職場環境が冷え性と関係することは否定できないのですが、
ある特定の職業の人に冷え性が多いとか少ないとかということは無いようです。
強いて言えば、職業そのものよりも職場の環境がその人の体調を左右して、
その結果として冷え性になると考えた方が良いでしょう。
裏返せば、その逆のことも言える訳で職場環境が体調に合って
冷え性が知らず知らずに改善されることも考えられます。
はぴねす鍼灸接骨院では、冷え性改善・基礎体温向上の治療を行っています。
冷え性・基礎体温等でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
弥永