2016.07.05
冷えと年齢の関係は気になることでもあり、関係がありそうにも思えますが、
基本的に冷え性と年齢は関係が無いようです。
自然現象の一つとして、人は年を重ねると代謝や体温調節機能が衰えてくるのは防ぐことは出来ません。
また、年齢を重ねると、血行を改善する働きのあるビタミンEが不足してきますが、
ビタミンEは人体の中では生産できません。
このような現象が年齢と冷え性に関係あるのかも知れませんが、
今のところ医学的に解明されるのには至っていないようです。
ある医学博士によりますと、現在の日本人女性のほぼ100パーセントが何らかの冷え性だと言われています。
これは言い方を変えれば年齢には関係が無いということになります。
漢方や東洋医学では、冷えや冷え性は血、水、気の3つの人体の必須条件に異常を引き起こします。
しして、年齢が進むにつれて冷えの症状が血から水、さらには気へと進むのだそうです。
まず20代では、血の異常が起こります。
手先や足先はもとより、お腹やヒップが冷たくなり、さらに体が冷えることで
生理痛や生理不順など生理に関係した不調や下痢、首や肩の凝りになって冷え性が現われます。
次に30代では、水の異常になります。
女性の厄年のあたりがこの水の異常ゾーンに入る境目のようで、
内臓など目に見えない部分がむくむことで胃腸の不調や頭痛、めまいなどを引き起こします。
さらに40代になると気の異常になります。
自律神経の働きが鈍くなり、動悸や息苦しさ、不眠やイライラ、うつ症状や集中力の低下など、
体と心がだるくなるのが気の異常です。
そして、更年期以降の50代では、血・水・気のすべての異常が感じられます。
更年期を過ぎためまいや頭痛、吐き気さらには抜け毛、倦怠感など、
20代から40代までの症状が複合的に現われてきます。
そして、冷え性は自然に治癒したり改善されることはありませんから、
20代、もしかすると10代からひえを自覚して改善する努力をすることが必要だと言うことが分かります。
はぴねす鍼灸接骨院では、冷え性改善・基礎体温向上の治療を行っています。
冷え性・基礎体温等でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
弥永