2020.06.12
6月に入り30度を越え本格的に暑い日が多くなってきて、心配なのは熱中症だと思います。
さらに今年はコロナウイルスの影響で、夏でもマスクの着用が強いられる為、
例年より熱中症のリスクが高くなっています。
そこで今回からこの夏、熱中症にかからず乗り切るための豆知識を発信していきたいと思います。
そもそも熱中症はどうやって起きるのかという事から説明します。
人間は恒温動物なので、気温の変化に合わせ脳からの指令により
産熱(熱をつくる)と、放熱(熱を逃がす)という
体温調節機能が働き、常に体温を36℃~37℃(設定温度)に保っています。
産熱機能には、
・皮膚近くの血管収縮
・筋肉の収縮
・緊張や震え
・鳥肌(立毛筋の収縮)
放熱機能には、
・皮膚の血管を拡張→発汗促進
・骨格筋、肝臓の熱産生を減少させる
という機能で体温を上手に調節しています。
ですが気温が高くなり、高温の環境下に長時間いることで、この体温調整機能が壊れてしまう事があります。
これが熱中症が起こる大まかなメカニズムです。