2017.05.15
タバコは様々な有害物質や化学物質を含みます。
その中には、およそ60種類以上もの発がん性物質も含まれているといいます。
発がん性物質は直ちに髪に影響を与えるものではありませんが、ニコチンなどの化学物質は、
血管や自律神経に影響を与えることが分かっています。
タバコは自律神経のバランスを崩し、身体を興奮・覚醒した状態にします。
すると、頭皮を始めとする身体からは、汗や皮脂が分泌され毛穴を詰まらせるのです。
毛穴が詰まるということは、毛が生えなくなったり、生える毛が細くなったりすることを意味しています。
喫煙することによって髪に必要な栄養素の多くが使われてしまいます。
タバコを吸うと、体中の血管が細くなり、それまで血液によって身体の隅々まで
行き届いていた栄養や酸素が、細胞に届かなくなるのです。
本来髪にいきわたるはずだった栄養がなくなってしまうので、髪は常に栄養不足です。
頭皮や毛髪は、身体の末端に位置するものですから、当然影響を受けやすいと考えて良いでしょう。
頭皮には、強くしなやかな髪を作る細胞が沢山ありますから、それらの機能が衰え、
結果としてハリ・コシのない髪が生えてきてしまうというわけです。
タバコを止めれば、即抜け毛や薄毛が改善されるというわけではありませんが、
現在の髪に悪影響を与えている要素のひとつには、必ず喫煙が挙げられます。
タバコを止めることは難しいことではありますが、将来的な心身の健康と、抜け毛・薄毛改善のために、
禁煙グッズや病院などでの治療を受けることをお勧めします。