2023.12.08
今回紹介する患者さんは40代女性。
数日前から肩を挙上すると、首の前から肩にかけて痛みが出現する、ということでした。
原因は長時間の同一姿勢でした。
同一姿勢によって起こる肩の前面の痛みの予防について、ご紹介していきます。
①ストレッチ
②ツボ押し
①ストレッチ(大胸筋)
長時間同一姿勢でいると、筋肉が固まってしまい、血流が悪くなります。血流の悪さは痛みが出現する原因になります。この固まった筋肉をストレッチで伸ばしてあげることで筋肉本来の柔軟性を取り戻し、血流を改善し、痛みを予防することができます。
①壁に腕全体(手のひら側)を付けます。
②腕を付けたまま上半身を壁と逆に捻じって伸ばしていきます。
③胸の筋肉が伸びていることを意識して行ってください。
2人組で行うストレッチ
①腕を頭の後ろで組み、姿勢を正します。
②そのままストレッチを掛ける方の人が後ろへ回り、
両肘を持ちます。
③肩甲骨の間を膝でロックし持っている肘を
後ろへ引っ張ります。
②ツボ押し
肩の前の痛みは、「合谷」「魚際」というツボを使っていきます。写真の場所の付近を指で押して、痛いところを指で5秒間押します。これを5回繰り返しましょう。
①合谷(ごうこく)
このツボは肩の前部、首、顔の症状に使われます。また、麻酔効果があると報告されており、痛みの感じ方を和らげる効果があります。
②魚際(ぎょさい)
このツボは腕、肩の前部、腱鞘炎や風邪の予防に使われるツボです。親指の魚の腹のように見える場所にあるため、魚際と名前がつけられました。
今回豆知識としてこちらでご紹介させていただきましたが、
ツボを探すのは簡単ではないと思います。
来院された際はいつでもお尋ねください(*^_^*)
精一杯サポートさせていただきます!!
岩﨑