2015.06.04
症状
股関節は寛骨臼と大腿骨頭により形成されている球関節ですが、臼蓋形成不全はこの寛骨臼側の溝が浅く、大腿骨頭のはまりが悪いことをいいます。 はまりが悪いことにより股関節に負担がかかり、痛みを生じます。 先天的な形成異常が多いのですが、乳児期には無症状で、多くの場合、30代~40代になって症状が現れてきます。
<確認できる症状>
歩くと股関節に痛みを感じる
股関節が開かない
股関節の構造
股関節はボール状になった大腿骨頭とソケット状の寛骨臼からなる関節です。関節表面は軟骨に覆われていることでスムーズに関節が動くようになっています。 運動は制限されていますが、屈曲、伸展、内転、外転、回旋といった動きが可能となります。
主な原因
先天性の場合が多く、大腿骨からの荷重を受ける面積が少ないために、股関節に負担がかかり関節軟骨の磨耗などがおこります。 その結果、変形性股関節症をきたし、炎症や痛みがおこるようになります。
治療
先天性股関節脱臼は早期発見し治療することで経過は良好となります。 治療は一般的な装具による治療や牽引療法などの保存的治療が行われます。 また、場合によっておむつや衣服の使用に対する注意や抱き方の指導を行うこともあります。
はぴねす鍼灸接骨院では、早期回復が望める鍼灸治療を行う場合があります。
また、治癒後はリハビリトレーニングも行っています。
臼蓋形成不全の疑いがある場合は、お気軽にご相談ください。