2015.07.15
面白い記事があったので紹介します!
長く眠ると、本来の運動能力が発揮されます
米国スタンフォード大学のシェリ-・マー先生は、運動能力を向上させるための睡眠法を研究しています。
彼女は大学のバスケットボール・クラブの選手に、シーズン中の5~7週間、毎日10時間眠るように指示して、運動能力がどのように変化するかを調べました。
睡眠時間は、自分で書き込む睡眠日誌と、腕時計型の活動計を使って記録しました。
実験前の睡眠時間は、睡眠日誌で7.8時間、活動計では6.7時間でした。これは、日本の大学生とほぼ同じ長さです。
実験が始まってからの睡眠時間は、睡眠日誌で10.4時間、活動計では8.5時間になりました。
毎日2時間~2時間半ほど、長く眠るようになったということです。 睡眠延長実験の前後を比べると、運動能力と意欲は明らかに良くなりました。
・282フィートダッシュ 実験前:16.2秒→実験後:15.5秒
・フリースロー(10回中) 7.9回→8.8回
・3ポイントシュート(15回中) 10.2回→11.6回
・練習中のやる気(10点満点) 6.9点→8.8点
・試合中のやる気(10点満点) 7.8点→8.8点
マー先生のコメントによるとこの結果は、長く眠ることで運動能力が良くなったというより、十分な睡眠をとることで、本来ある能力が十分に発揮されたのだろう、ということです。
運動選手とスポーツ関係者はまだ、睡眠の重要性について十分に理解しているとはいえないので、多くの人が睡眠についての正しい知識を学んで、実践していただきたいと思います。
また、ダッシュ記録は、数週間にわたって改善していました。
これは、自覚していないけれども多くの人が慢性の睡眠不足を抱えていて、その解消には数週間の期間がかかるということだと思われます。
はぴねす鍼灸接骨院では、練習量が多い選手の方々のために酸素カプセル治療をお勧めします。
練習後・大会後等で回復促進のお困りの方はお気軽にご相談ください。