2021.12.20
今回は鍼灸の基礎知識についてご紹介します!
1、鍼灸とは
一般的に「はり・きゅう」または「しんきゅう」と呼ばれ、
疾患や症状に適した経穴(ツボ)に細い鍼を刺入したり艾(もぐさ)を
置いて燃やしたり、身体に刺激を加えることで元々身体に
備わっている免疫力を高める治療法です。
2、経絡ってなに?
中国の考え方である東洋医学では自然界に存在するものすべてに「気」が宿っていると考えられています。
経絡は身体の内部にある内臓と体表を結ぶ通路のようなものです。
気血(エネルギー)は経絡によって筋肉、皮膚、組織を循環して、その機能を調節します。
つまり、経絡によって身体内部の異常が外部に出てくるため鍼灸治療をすることが可能になります。
3、ツボってなに?
なんとなくは知っているものの、どうしてツボを押さえると身体が軽く感じるのか?
それは東洋医学では、気血(エネルギー)は経絡を通り、全身の元気を司ると考えられています。
経絡が何らかの原因で滞ることで、病に至ると言われています。
滞った経絡を改善するために各所にあるツボに鍼や灸、指圧を施すことで、気血(エネルギー)の流れをスムーズにします。
気血(エネルギー)の流れがスムーズになることで身体が軽く感じることができるのです。
鍼灸には3000年以上の長い歴史があります。その中でツボの名称や位置に違いが生じてきましたが、
1989年に名称が、2006年の国際会議で361個のツボの位置が決まり統一されました。
次回は鍼灸の効果についてご紹介します!