2015.03.09
症状
関節リウマチは、関節内にある滑膜という部分に炎症が起こる疾患です。
症状としては、微熱や全身の倦怠感などの全身症状を伴い、関節の腫脹や痛みがみられます。
初期には起床時にこわばりを感じる程度ですが、進行とともに関節症状が強くなります。
最終的には関節が破壊され変形して、様々な機能障害を引き起こします。
また、重症例では関節外症例として肺臓・膵臓・皮下組織などにも病巣が広がることがあります。
<主な症状>
関節の腫脹や痛み
微熱や全身の倦怠感
起床時、関節がこわばる
関節破壊による変形
関節
骨、軟骨、滑膜、関節包、靭帯などにより関節は構成されますが、関節リウマチでは全てに炎症が及びます。
主な原因
関節リウマチは30~50歳代の女性に多くみられる疾患で、男性比べて約5倍の頻度になります。
しかし高齢発症についてはあまり男女差はみられません。
原因については未だ不明ですが、病態としては自己免疫疾患が考えられています。
自己免疫疾患とは、本来、体内に侵入してきた細菌などの異物を排除するための免疫が、何らかの異常を来すことで正常な自分の身体の一部にまで過剰に反応し攻撃を加えていく疾患のことです。
関節リウマチの場合、関節あるいは脊椎内に存在する滑膜を主体として炎症が始まり、次第に自身の軟骨や骨を破壊していくと考えられています。
治療
関節リウマチは早期に診断し、炎症が広がってしまう前に進行を抑えることが重要となります。
現在は早期から積極的に抗リウマチ剤を使用する薬物療法が治療の中心となります。
薬物療法の発達により、関節症状を進行させずにすむことも多くなってきましたが、一部には関節破壊まで至ってしまう患者さんもいます。
保存療法を行っても炎症が続く場合や関節破壊が認められる場合などには滑膜切除術や人工関節置換術などの手術が適応されることもあります。
はぴねす鍼灸接骨院でも多くの患者さんが関節リュウマチに悩まされています。
はぴねす鍼灸接骨院の治療法は、お灸・手技療法で施術いたします。早期治療が望ましい疾患です。
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