はぴねす鍼灸接骨院ブログ 栄養 の記事一覧
2015.04.19
高血圧になるのは遺伝因子や生活習慣などを含めて、イロイロな要因が関連していると考えられているのですが、そんな中でもよく言われているのが『塩分を摂り過ぎる食生活』です。
この塩分の摂り過ぎが血圧上昇に繋がるということについては認知度も高く、普段の食事において出来るかぎり塩分を控えるようにしているといった人も多いことと思います。
そのように塩分の過剰摂取に気を付けている人であれば、買い物の際などに食品のパッケージに表記されている栄養成分表示をチェックされることも多いのではないでしょうか?
で、その栄養成分表示に気をつけなければいけない落とし穴があるといいますか、知っておくべき重要なポイントというものがあります。
というのも、食品の外装やパッケージに表記されている栄養表示には、【塩分】ではなく【ナトリウム】として記載されているからです。
「で、何が違うの?」と思われる人もあるかもしれませんが、
ナトリウムというのは食塩に含まれる成分の一部のことであり、「ナトリウム量」イコール「塩分量」ではありません。
ナトリウム量を塩分量に置き換える計算式
ナトリウム量を食塩相当量(塩分量)に置き換えるには、下記の計算式で算出することができ、この食塩相当量で1日の塩分摂取量を捉える必要があります。
ナトリウム量(mg)×2.54÷1000=食塩相当量(g)
もし、食品の栄養成分表示でナトリウムの含有量が「グラム単位(g)」で表記されている場合であれば、次のように計算すれば食塩相当量に換算できます。
ナトリウム量(g)×2.54=食塩相当量(g)
1日あたりの食塩摂取量の目標値
食品に表示されている「ナトリウム量」は「食塩相当量(塩分量)」とは異なりますよ!ということを述べてきましたが、例えば、成分表示の欄でナトリウムが500mgと表記されているのであれば、
500(mg)×2.54÷1000=1.27(g)
となり、食塩相当量としては1.27g含まれていると理解しなければいけないワケです。
ちなみに、厚生労働省が公表している「日本人の食事摂取基準」の中で、以前は1日あたりの食塩摂取量の目標値として、【男性で10g未満、女性で8g未満】となっていたのですが、2010年版においては食塩摂取量の目標値が【男性で9g未満、女性で7.5g未満】というようにより厳しく改訂しています。
2015.04.09
前回、『たんぱく質を摂取するタイミング』についてお知らせいたしました。
3つのタイミングで、たんぱく質を摂取すると良いのですが・・・
実際に、そのタイミングで何を食べたら良いでしょうか?
むやみやたらに摂取しても、身体に負担をかけてしまう事があるので注意しましょう
今日は、何を食べたら良いかを簡単に紹介いたします
①練習2時間前 ・・・ 食事の時間にあたる場合は、しっかり食事をとりましょう
補食として摂る場合は、おにぎりやゆで卵、ヨーグルトなど。
②練習後30分以内 ・・・ 吸収の速いものを取るとGood 牛乳・豆乳など。
③就寝2時間前 ・・・ 夕食がこの時間の場合は、しっかり食事で摂取する
夜練などをする場合は、このタイミングでの摂取は効果的
牛乳・豆乳・サプリメントなど。
以上を意識して、練習の合間に少しだけ補給の時間を加えるとより効果がアップします
補給する事を意識しながら、頑張りましょう
受付:永田
2015.04.08
たんぱく質→筋肉・骨格・臓器など身体の構成成分,ミネラル・脂質などの体内での運搬役
筋肉を増やすには、『たんぱく質』が必要です。
スポーツをされている方ならご存知の方が多いのではないでしょうか?
では、『たんぱく質』を摂取するのに良いタイミングはご存知ですか??
今日は、『たんぱく質を摂取するのに良いタイミング』をご紹介したいと思います
まず、『成長ホルモン』の分泌がピークの時に摂取するのが理想
これは、運動中~運動後(約15分~3時間)そして、睡眠中に多く分泌します。
そのタイミングで、体内で筋肉が作られる状態であることが大切
つまり・・・
①練習2時間前 ②練習後の30分以内 ③就寝2時間前
この3つのタイミングが、筋肉を作るのにオススメなたんぱく質の摂取タイミングであると言われています
※練習後2時間以上たつと、筋肉の増加はほとんど見られないというデータもあります。
以上の、タイミングを意識しながらしっかり栄養を摂り、運動する事を心がけましょう
次回は、3つのタイミングで何を摂取したら良いかを、お伝えしますね
受付:永田
2015.03.24
ミネラルウォーターなど飲料水でよく【軟水】や【硬水】といったことを見聞きすることがあると思いますが、この軟水と硬水の違いをご存知でしょうか?
飲料水に限らず生活用水も含めて、水の分類の一つとして軟水と硬水というものに分けられるのですが、その基準となるのが水1リットル中に含まれている「カルシウムイオン」と「マグネシウムイオン」の量を表す【硬度】と呼ばれるもので、この硬度が低い水を【軟水】、高い水を【硬水】というように分類しているわけです。
わかりやすく簡単に述べると、
【軟水】カルシウムとマグネシウムの含有量が比較的に少ない水 【硬水】カルシウムとマグネシウムの含有量が比較的に多い水
ということになるのですが、具体的な硬度による分類基準というのは、国の違いなどによって変わってくるようです。
・日本での一般的な分類 【軟水】硬度が100mg/L未満 【硬水】硬度が100mg/L以上
なお、硬水の中でも硬度が100mg/L以上から300mg/L未満の水については【中硬水】とも呼ばれています。
・WHO(世界保健機関)での定義 【軟水】硬度が120mg/L未満 【硬水】硬度が120mg/L以上
ちなみに、日本の水は沖縄の一部の地域などを除けば通常、ほとんどが硬度が100mg/L未満という軟水であるのに対し、ヨーロッパの水は硬度が高い傾向にあるといわれています。
硬水と軟水の特徴による違い
硬水と軟水を分類する上での定義というものを述べてきましたが、ここではそれぞれの特徴による違いを簡単に掲載しておきます。
【軟水】
・口当たりが柔らかく、さっぱりしていている
・緑茶を入れる際に色や風味が出やすい
・旨み成分を引き出しやすいなど、煮炊きの多い日本料理に適し ている
・石けんや洗剤が泡立ちやすい
【硬水】
・のどごしが硬いが、しっかりした飲みごたえを感じる
・緑茶を入れる際に色や風味が出にくい
・肉を煮るときなどにアクが出やすいですが、和風料理にはあまり適さない
・石けんや洗剤が泡立ちにくい
2015.03.23
私たち人間の体は水分で構成されている割合が思いのほか多く、成人であれば体重の約60パーセントが水分でできていると言われています。
日々の生活においては尿、便、汗などで水分が排出され、1日あたりに排出される水分量の合計というのが約2リットルから2.5リットルと考えられています。
では、毎日約2リットルから2.5リットルの水を飲めば良いのか?というとそうではなく、というのも、食物から摂取している水分や、体内で発生する【代謝水】もあるからです。
ちなみに、代謝水というのは摂取した食物の栄養素が代謝されて生じる水分のことです。
この食べ物や代謝水からの水分摂取量というのが、1日あたり1リットル前後ぐらいと考えられていますので、食事以外での飲料水から補給すべき1日の水分摂取量の目安というのは、約1.5リットル以上であると言えます。
ただ、食事内容の違いや運動量などをはじめとする生活習慣は人それぞれで異なり、食物や代謝水からの水分摂取量も違えば、排出される水分量も違うので、1.5リットルという水分摂取量はあくまでも平均的な目安と捉えておき、「よく汗をかいな・・・」と感じた時などは意識して水分補給をするなど、臨機応変に補給量を調整するのが良いと思います。
1日の水分摂取量で健康面や仕事面で違いが生じる!?
ある飲料メーカーが20代から30代の男女を対象に実施したマーケティング調査によると、1日に1.5リットル以上のミネラルウォーターを飲んでいる人は、1日に飲み物の摂取量が0.5リットル未満の人よりも、
「朝の目覚めが良い」 「自分の健康状態に満足している」
「仕事の効率が良い」
と感じている人が多い傾向にあるということが調査結果で分かったそうです。
体の代謝や 体調不良が有りましたらお気軽にご相談ください。