2015.02.20
症状
バネ指は、指を曲げ伸ばす際にロックがかかったように引っかかりを感じたり、指を伸ばす際にバチンと跳ね返るバネの様な動きをするのでこの名で呼ばれています。
バネ指は腱鞘炎の一種で、指の付け根の腱鞘に炎症が起こることで痛みが生じ、進行することで引っかかりやバネ現象が起こります。
また、炎症をきたした腱鞘は小さなしこりのような塊になり、押すと痛みを感じるといった症状もあります。
バネ指の痛みは慢性的に続くこともあり、そのため動かさないでいると指の関節が固くなり拘縮をきたす場合もあります。
<主な症状>
指の曲げ伸ばしがスムーズにできない。
曲げようとするとカクンと急に曲がる。
伸ばそうとすると跳ね返るように伸びる。
指の付け根部分に腫れや痛みある。
指が曲がったまま伸びない。
指の構造 【屈筋腱と伸筋腱】
手には前腕にある指の屈筋や伸筋の腱が伸びており、掌側には指を曲げるための腱である屈筋腱、手の甲側には指を伸ばすための伸筋腱がそれぞれの指に伸びています。
これらの腱はその位置が大きくずれたり、浮きあがったりしないためにトンネル状になった腱鞘を通り固定されています。
主な原因
バネ指は、主に、指の使い過ぎにより、腱鞘の中での摩擦力が大きくなり屈筋腱や腱鞘が肥厚してしまうことで、腱鞘のトンネル内をスムーズに通ることが出来ず炎症が起こります。
原因としては、スポーツや仕事で指が酷使されることで発症することが多くあります。
また、体質的要素や女性の更年期・妊娠・出産後の時期にホルモンバランスが崩れることが原因で起こる場合、関節リウマチが原因で起こる場合などがあります。
治療
バネ指の治療では、安静にし、炎症を落ち着かせる保存的治療が主流となります。
しかし過度の安静は拘縮の原因となるため、動かせる範囲である程度、動かすことが重要です。
また、アイシング治療や湿布を行います。 その他、低周波治療やレーザー治療などの物理療法を行い、痛みや腫れを軽減させる方法があります。
症状が強い場合や治療の効果がみられない場合には、腱鞘の鞘を開く腱鞘切開手術を行うこともあります。
はぴねす鍼灸接骨院では、早期回復が望める酸素カプセルや鍼灸治療を行います。
また、治癒後はリハビリトレーニングも行っています。
バネ指・弾発指の疑いがある場合は、お気軽にご相談ください。