2016.11.15
生まれてから10才頃までの子どもは男の子にも女の子にも見えることがありますが、
思春期を迎える頃になると性ホルモンのためにはっきりと男性、女性の区別ができます。
男性では男性ホルモンが思春期に活発に作られて、様々な体の変化をもたらし、
成人になりピークを迎えた後では分泌量が緩やかに減少していきます。
ところが、女性では女性ホルモンが旺盛に分泌される思春期を過ぎて初潮を迎え後でも、
さらに妊娠、出産、更年期と、かなり女性ホルモンのバランスの変化が複雑です。
この女性ホルモンの大きな節目には体質が変わり易く、
思春期を迎えて冷え性になってしまったという人もかなり多いようです。
さらに、毎月の生理では血液が失われて貧血になりやすくなり、
その結果手足が冷えると言う冷え性もあります。
女性の体は、25〜30日の周期で卵巣から排卵があり、受精しないと月経になります。
このサイクルを性周期と呼びますが、これを脳の中枢部分がコントロールしていますが、
この脳の中枢部分では、自律神経のバランスも大切な役割を果たしています。
ですから、微妙に変わる女性ホルモンバランスが、自律神経のバランスにも影響して、
自律神経のバランスが崩れることがあります。
ホルモン不規則タイプの冷え性は、このようなことから起こるのです。
そして、冷えのぼせなどの現象が現われるのですが、この対策にはホルモン補充療法などもあり、
この症状を軽減することもできます。
さらに、更年期における不定愁訴をより悪くするのが心のバランスです。
子どもの受験や、結婚での巣立ち、親の面倒をみて、
終末を看取るという人生の大きな節目にはストレスも大きくなります。
閉経も気持ちに影響があるでしょう。
このような精神面での微妙な変化は体の変化とともにホルモンのバランスを崩すことに影響してきますから、
気持ちの面で物事を悪くとらないで前向きに対処していくことも大切になります。
更年期の症状を軽くするように心身ともに気を配ることで、
ホルモン不規則タイプによる冷え性は抑えられるのではないでしょうか。
はぴねす鍼灸接骨院では、冷え性改善・基礎体温向上の治療を行っています。
冷え性・基礎体温等でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
弥永