2015.02.13
症状
後縦靱帯骨化症と黄色靱帯骨化症は、脊椎の椎体の後面を走行している後縦靱帯と脊柱管の後方にある椎弓同士を結ぶ黄色靱帯がそれぞれ骨化した状態をいいます。肥厚増大化すると脊髄を圧迫し、脊髄症を引き起こします。 症状としては、圧迫される部分により異なりますが、手足のしびれや冷感等の知覚障害、腕の脱力感・歩行時の足のもつれ等といった運動障害、排尿障害等がみられるようになります。
<主な症状>
手足のしびれや冷感
腕の脱力感
歩行時の足のもつれ
排尿障害
後縦靱帯と黄色靱帯
脊椎は脊柱管を挟み椎体と椎弓に分かれていますが、後縦靱帯は椎体の後面に走る靱帯で椎体同士をつなげています。 黄色靱帯は脊柱管側の椎弓にあり椎弓同士を結んでいる靱帯です。 これらの靱帯により脊椎の椎骨間は補強され、適度な動きや安定性を保つ役割を果たしています。
主な原因
後縦靱帯骨化症と黄色靱帯骨化症は脊椎の頚椎、胸椎、腰椎でそれぞれ発生しますが、後縦靱帯骨化症は頚椎に多くみられ、黄色靭帯骨化症は胸椎に多くみられます。これらの骨化症は合併して起こることも多くあります。 原因ははっきりと分かっていませんが、遺伝的要因などが考えられています。
治療方法
画像診断により靱帯骨化がみられるだけで、特に症状があらわれない場合には経過観察を行い進行度合いをみます。 脊髄圧迫がみられ進行性の場合で日常生活に支障を来す場合には、手術が適応されます。
はぴねす鍼灸接骨院では、早期回復が望める酸素カプセルや鍼灸治療を併用して治療を行います。
また、治癒後はリハビリトレーニングも行っています。
後縦靱帯骨化症・黄色靱帯骨化症の疑いがある場合は、お気軽にご相談ください。