2015.03.27
症状
腰部脊柱管狭窄症では、腰痛や下腿部の痛み・しびれ、排尿障害などの症状があらわれます。
これらの症状は、姿勢の変化や歩行などの動作により圧迫の程度が変化することもあり、通常、立位や歩行時に強くあらわれ、座っている状態などでは痛みがないということがあります。
<主な症状>
腰痛
下腿部の痛みやしびれ
排尿障害
間欠性跛行
脊柱の構造
背中の骨である脊椎が柱状につながった状態を脊柱と呼びます。脊柱は7個の頚椎、12個の胸椎、5個の腰椎、仙骨、尾骨で構成されています。
頚椎、胸椎、腰椎の脊椎を形成する1つ1つの骨は椎骨と呼ばれます。
各椎骨は椎体と椎弓からなり、その間を脊髄が通っています。
その部分は脊柱管と呼ばれます。
また、各椎骨の間には軟骨の一種である椎間板があります。
椎間板は、タイヤのゴムの様な形をした薄い軟骨が層になっている線維輪と、その中のゼリー状になった髄核で出来ています。
椎間板は柔軟性があり、脊柱にかかる負荷や衝撃を緩和するクッションの役割を果たし、脊柱を前後左右に曲げる動作を滑らかにする働きがあります。
正常な脊柱は、前から見るとほぼ真っすぐな状態になっており、横からみると直線ではなく緩やかなS字カーブを描いています。このS字カーブは生理的弯曲と呼ばれています。
主な原因
腰部脊柱管狭窄症は、椎体の変形や靱帯の肥厚、椎間板の変性などにより脊柱管が狭小化することで、その内部にある神経根や馬尾を圧迫し痛みやしびれといった症状があらわれ、中年以降の男性に多いとされています。
治療方法
治療ではまず保存療法が行われます。痛みを緩和させるための消炎治療や神経の血流を改善する施術などを行います。 保存療法を行っても効果がみられない場合には、手術が必要となることもあります。
はぴねす鍼灸接骨院では、早期回復が望める酸素カプセルや鍼灸治療を併用して治療を行います。
また、治癒後はリハビリトレーニングも行っています。
脊柱管狭窄症の疑いがある場合は、お気軽にご相談ください。