2023.12.28
今回紹介するのは、旅行時の移動中にバスで長時間同じ体勢が続き、膝関節に痛みがでた女性の患者さん。
初めは膝関節の外側に痛みが出ていたので、股関節から大腿部外側・膝外側に繋がっている筋肉を狙い鍼治療を行いました。
数回鍼治療を行い痛み事態は軽減しましたが、次に膝関節内側から大腿内側部にかけて痛みが出現したので、関連のある筋肉と膝関節内側には鵞足部(がそく)という場所があり、そこに鍼を行いました。
「鵞足部(がそく)」
鵞足とは膝の内側に縫工筋、薄筋、半腱様筋という3つの筋肉が付着している部位の事で、鳥の足に似ていることから鵞足(がそく)と言われます。
〈予防のストレッチ〉
縫工筋(大腿前面の筋肉)
立ち膝をついて伸ばす方の足を後ろに引きます。
そこから足を外に手で押して膝から下の部位を外に開きます。太ももの前の部分が伸びていることを感じながら30秒以上ゆっくりとストレッチします。
薄筋(大腿内側の筋肉)
伸ばしたい方の足を写真のように外に開きます。曲げている方に体重をかけていき、
太ももの内側が伸びていることを感じながら30秒以上ゆっくりストレッチします。
半腱様筋(大腿後面の筋肉)
伸ばしたい方の足を写真のように伸ばしてつま先を手でつかみます。
太ももの裏が伸びている事を感じながら30秒以上ストレッチします。
今回は膝関節内側の鍼治療・予防のストレッチについてご紹介しました。
また楽しく旅行できるように精一杯サポートさせて頂きます!
入部