はぴねす鍼灸接骨院ブログ 膝関節の疾患 の記事一覧
2015.04.18
症状
膝蓋骨脱臼は、大腿骨と膝蓋骨からなる膝蓋大腿関節に起こる脱臼で、膝蓋骨が正常な位置からずれてしまっている状態のことをいいます。
膝蓋骨が脱臼すると次の様な症状が現れます。
<主な症状>
膝を曲げると膝蓋骨が外側にずれる、もしくは外れる。
膝に痛みがある。
膝に力が入らない、ガクッとする。
関節内に出血や腫れがある。
膝関節の骨格 【膝蓋骨とは?】
膝蓋骨とは、膝のお皿とも呼ばれている膝の前面にある骨で、人体の中で最も大きな種子骨となります。
種子骨は腱の中に埋まっている骨のことで、膝蓋骨の場合は、大腿四頭筋腱の中に埋まっています。
膝を曲げている状態では、大腿骨の溝部分に収まる様な構造になっています。
膝蓋骨は、膝の曲げ伸ばしの際の筋肉の収縮を脛骨に伝える滑車の様な働きをしています。
主な原因
膝蓋骨脱臼は、ジャンプの着地やダッシュ後の急停止、急激な方向転換、膝を曲げた状態での外力などにより多く発生します。
多くは大腿骨に対して外側に脱臼し、膝を伸ばす太ももの筋肉である大腿四頭筋が急激に収縮したときに起こるとされています。
外傷をきっかけとして起こることが多いですが、大半の例では何らかの素因が存在します。
生まれつき大腿骨溝の外側の山が浅かったり、膝蓋骨が上方にあって大腿骨に深くはまっていなかったり、膝蓋骨をとめておく靱帯がゆるんでいたりする人は膝蓋骨脱臼が発生しやすいとされています。
また、比較的女性に多く起こりやすいとされ、X脚や膝の関節がやわらかすぎる人、膝の内側の筋力が弱い人などいくつかの原因が考えられます。
脱臼した際は自然に整復されることがほとんどですが、一度受傷すると再発する傾向があり、脱臼が習慣性となりやすいのも特徴です。
また、外傷時や脱臼後に元の位置に戻る際に、膝蓋骨や大腿骨がそれぞれにぶつかることで骨軟骨損傷を伴う場合もあります。
治療
膝蓋骨脱臼の治療方法では、まず、保存的治療が行われます。
保存治療では内側広筋や股関節内転筋群を中心とした筋力トレーニングと腸脛靱帯のストレッチ等のリハビリを行っていきます。
脱臼を繰り返し、スポーツ活動や日常生活に支障をきたす場合などには手術が適応されることもあります。
手術治療の場合には、主に、内側膝蓋大腿靱帯再建術などが行われます
はぴねす鍼灸接骨院では、早期回復が望める酸素カプセルや鍼灸治療を併用して行う場合があります。
また、治癒後はリハビリトレーニングも行っています。
膝蓋骨脱臼の疑いがある場合は、お気軽にご相談ください。
2015.04.17
症状
離断性骨軟骨炎は関節の軟骨部分に亀裂が生じ、骨軟骨片が剥がれてくる疾患で、他の部位でも起こりますが、膝関節に最も多くみられます。
初期の段階では運動時や運動後に膝に不快感を感じ、軽い痛みを感じたりといった症状がみられます。
進行すると骨軟骨が分離し関節内を動くことで、痛みが強くなり、膝が動かなくなるロッキングや引っかかり感を感じるようになります。
<主な症状>
膝に痛みがある。特に運動時や運動後に強く感じる。
引っかかり感がある。
膝が曲がったまま伸びない。(ロッキングが起こる)
膝関節の構造
膝関節は大腿骨・脛骨・膝蓋骨の骨で構成され、大腿脛骨関節と膝蓋大腿関節からなる関節です。
骨の周りには筋や腱、靱帯が付着し、膝の安定性を保つ役割をしています。
膝関節の各骨の表面にはクッション役となる関節軟骨があります。
この関節軟骨は、表面がとても滑らかで弾力性のある硝子軟骨という軟骨で、骨が受ける衝撃を吸収したり、膝の曲げ伸ばしの際に起こる骨と骨との摩擦を防いだりする働きがあります。
主な原因
膝離断性骨軟骨炎は成長期の10~13歳頃に好発し、特に男子に多くみられます。
原因としては、繰り返しかかるストレスや外傷により軟骨下骨に負荷がかかり生じるものや、血流障害により軟骨下骨が壊死し分離することなどが挙げられています。
膝関節内でも大腿骨内側顆の顆間窩(内側顆と外側顆の間の隙間)に起こるものがおよそ75%を占め、他は大腿骨の外側顆あるいは内側顆の荷重面で発生します。
治療
初期の場合や受傷者が若年の場合には、運動を禁止し膝を安静にする保存的治療で治ることがほとんどです。
保存療法を続けても軟骨下骨の骨癒合が得られない場合には、患部の数カ所に穴を開け出血させることで治癒機転を促進させる治療を行うこともあります。
それらの治療でも治癒しない場合や骨軟骨片が剥離し遊離している場合には手術が行われることもあります。
はぴねす鍼灸接骨院では、早期回復が望める酸素カプセルや鍼灸治療を併用して行う場合があります。
また、治癒後はリハビリトレーニングも行っています。
離弾性骨軟骨炎の疑いがある場合は、お気軽にご相談ください。
2015.03.26
症状
膝蓋腱炎は、膝蓋腱の付着部である脛骨結節でみられるオスグット・シュラッター病(Osgood-Schlatter disease)と、膝蓋骨の下極部におこるラルセン病(Sinding-Larsen- Johansson disease)の2種類があります。
いずれも発見者の名前からつけられた疾患です。
この2種類は発症する場所の違いのみであり、症状のほとんどは同じで、着地動作やダッシュ・急激なストップ等の運動時に膝の下部に痛みが生じ、膝に軽度の腫脹や熱感みられることがあります。
ただ、オスグット・シュラッター病の場合には、脛骨結節に突出がみられるのが特徴です。
成長期の子供に多く発症する疾患で、安静時には痛みは落ち着きますが、スポーツ活動を再開すると痛みが再発します。
成長期を過ぎると症状は軽減していきます。
<主な症状>
スポーツ活動中に痛みがある。
膝の下部に腫れや熱がみられる。
脛骨結節に突出がみられる。(オスグット・シュラッター病)
膝関節の構造【大腿四頭筋~脛骨結節】
膝関節の伸展機構となる大腿四頭筋は大腿部の前面にある強大な筋で、大腿直筋、内側広筋、中間広筋、外側広筋の4つの筋からなります。
大腿四頭筋は膝蓋骨を経て、膝蓋靱帯となり脛骨に付着します。
この付着部分には脛骨結節という骨の出っ張りがあり、成長期までは骨端線と呼ばれる軟骨の状態になっています。
主な原因
膝蓋腱炎は、成長期の少年少女、特にジャンプやダッシュ動作の多いバスケットボールやバレーボール、テニス、サッカーなどを積極的に行っている場合に多く発症し、ジャンパー膝とも呼ばれます。
原因としては、ジャンプ動作やランニング等の繰り返しにより、膝に強いストレスがかかり、大腿四頭筋の付着部である脛骨結節や膝蓋骨と膝蓋腱の付着部の骨が剥がれてしまうことで炎症が起こり、痛みがでます。 それぞれ、骨端線閉鎖前の未成熟な状態に、繰り返し牽引力が加わることで損傷が生じるとされています。
治療
成長期に起こる一過性の疾患なので、成長が止まり、骨端線が閉じると多くの場合は治癒します。 この時期には悪化させないためにもスポーツ活動を控えることが大切となります。
<主な治療方法>
膝蓋腱炎の治療では、基本的に手術療法が行われることはなく、症状が治まってくるまで保存的治療を進めていきます。
治療の際には、運動は一時的に休止し、応急処置としてアイスマッサージを行ったり、筋肉を柔軟にするためにストレッチや筋力トレーニーングを行ったりします。
痛みが強い場合には超音波や低周波などの物理療法を行ったりする場合もあります。
ごく稀なケースで、成人になっても症状があり、脛骨結節に小骨片がある様な人に対しては、小骨片を摘出する手術が適用されることがあります。
はぴねす鍼灸接骨院では、早期回復が望める酸素カプセルや鍼灸治療を併用して行う場合があります。
また、治癒後はリハビリストレッチトレーニングも行っています。
膝蓋腱炎の疑いがある場合は、お気軽にご相談ください。
2015.03.04
症状
前十字靱帯損傷は主に怪我によって発生します。損傷した際は痛みを伴い、ポップ音と呼ばれるゴムが切れた様な音がします。 急性期を過ぎると痛みが落ち着いてくることが多いのですが、痛みがおさまっても靱帯が修復されているわけではなく膝に様々な症状が現れてきます。
<急性期の症状>
損傷時ポップ音がした。
膝に痛みがあり完全に伸びきらない。
膝が腫れて熱をもっている。
関節内に血がたまる。
<慢性期の症状>
スポーツ活動中に膝がぐらぐらする。
階段の上り下りで膝くずれがおこる。
膝に力が入らない。
前十字靱帯とは?
膝関節には4本の靱帯があり、そのうちの1つが前十字靱帯で、ACL(エーシーエル)と呼ばれています。 前十字靱帯は膝関節の中央部にあり、大腿骨(太ももの骨)の後方から脛骨(すねの骨)の前方にわたり後十字靱帯と交差するようにある靱帯です。 主に、膝の捻りや前後方向のぐらつきを抑えるストッパーの様な役割を果たしています。
主な原因
前十字靱帯損傷は、スキーやバスケット、バレーボール、サッカー、ラグビー、柔道などのスポーツ活動中によく起こります。 原因としては、スポーツでの接触事故や交通事故などで外側から膝にのしかかられて損傷する接触型と、急激な方向転換やジャンプの着地などで膝を激しく捻ってしまった時、過度に膝が伸ばされ靱帯の持つ強度を超えてしまった時などに受傷してしまう非接触型がありますが、後者の方が比較的多く起こります。
治療
<放置したままスポーツすると・・> 前十字靱帯は一度切れてしまうと自然に修復することは難しく、治癒しないままスポーツ活動を続けると膝くずれを繰り返したり、半月板や関節軟骨などへの損傷を引き起こしたりする場合があります。また、膝への負担が加わり、変形性膝関節症に進行する危険性もあります。 <治療方法> 前十字靱帯損傷の治療方法としては、保存的治療と手術治療がありますが、自然治癒は期待できないため、手術治療が選択されることが多くなります。 手術の場合、体の他の組織を前十字靱帯に移植する再建術が一般的です。 また、手術後は関節可動域訓練や筋力訓練、歩行訓練などのリハビリを無理のない範囲で進めていきます。 高齢者やスポーツを積極的にしない方等は手術をしないことがありますが、その場合には、筋力訓練や関節可動域訓練を中心としたリハビリ治療を行っていきます。
はぴねす鍼灸接骨院では、早期回復が望める酸素カプセルや鍼灸治療を併用して行う場合があります。
また、治癒後はリハビリトレーニングも行っています。
膝関節前十字靭帯損傷の疑いがある場合は、お気軽にご相談ください。
2015.03.03
症状
後十字靱帯損傷では、急性期に痛みや腫脹が起こりますが、その症状は早期に落ち着きます。症状としては前十字靱帯損傷とほとんど同じで、膝に不安定さをおぼえることがあります。 ただ、前十字靱帯損傷ほどの不安定感はなく、全く運動が出来なくなるということはありません。
<急性期の症状>
膝に腫れや痛みがある。
膝関節に可動域制限が起こる。
<慢性期の症状>
スポーツ活動中、膝が不安定に感じる。
脛部に痛みを感じる。
後十字靱帯とは?
後十字靱帯は膝を支える4本の重要な靱帯のうちの1つで、PCL(ピーシーエル)と呼ばれています。膝の中央部の前十字靱帯(ACL)と交差する位置にあり、脛骨(すねの骨)の後方から大腿骨(太ももの骨)の前方へ走る太い靱帯です。 この靱帯は、膝関節の回旋の中心軸として機能し、脛骨の後方移動を制御する役割を果たしており、前十字靱帯と合わせて膝関節の動きをコントロールする重要な働きをしています。
主な原因
後十字靱帯は前十字靱帯に比べ2倍ほどの強度があります。そのため、前十字靱帯損傷よりも起こる頻度は少なく、大きな力が加わらない限り損傷することはありませんが、脛骨が大腿骨から後ろ方向にずれる様な強い力が加わった時などに起こります。 主に、ラグビーなどの接触が激しいスポーツやスキーなどで膝を強打した場合に損傷することがあります。 また、交通事故で車のダッシュボードに衝突したり、転倒して直接膝関節に強い力が加わったりした時に損傷してしまう場合もあります。 衝撃が強かった場合には後十字靱帯の脛骨付着部で剥離骨折を伴うこともあります。
治療
後十字靱帯損傷は前十字靱帯損傷に比べ日常生活への影響がそれほど大きくないこともあり、ほとんどの場合は保存的治療を行います。 保存的治療では、筋力訓練と関節可動域訓練などのリハビリ治療を行い、経過を観察するのが一般的です。 また、前十字靱帯や内外側の靱帯と一緒に損傷した場合や脛骨付着部の剥離骨折を伴った場合には、手術が適応されることもあります。
はぴねす鍼灸接骨院では、早期回復が望める酸素カプセルや鍼灸治療を併用して行う場合があります。
また、治癒後はリハビリトレーニングも行っています。
膝関節後十字靭帯損傷の疑いがある場合は、お気軽にご相談ください。
2015.03.02
症状
半月板損傷では主に、膝に痛みやひっかかりを感じたりする症状があります。切れた半月板が関節の間に挟まることでひっかかりを感じます。 ひどい場合には膝を完全に伸ばせなくなる、ロッキングという状態になることもあります。
<主な症状>
膝の曲げ伸ばしの際に痛みを感じる。
屈伸時、膝に引っかかりを感じる。
歩行時、膝の力が抜ける様な感じがある。
階段の昇り降りの時に痛い。
膝が曲がったまま伸びない。(ロッキングが起こる)
半月板とは?
半月板は膝関節の大腿骨(太ももの骨)と脛骨(すねの骨)の間にある線維軟骨で、膝関節の外側のへりをぐるりと囲んでいるものです。イメージとしてはお弁当箱の蓋に付いているパッキンの様なもので、半月の形をしているので、半月板と呼ばれています。 種類は内側半月板と外側半月板があり内側はC型、外側はO型の形をしています。 半月板は膝にかかる負担や衝撃を吸収するクッション役であり、膝関節を安定させるスタビライザーの様な働きをしています。
主な原因
<どのような場合に起こるか> 半月板損傷の原因は大きく分けて二つあります。 ○スポーツなどの怪我から生じる場合 ○加齢により損傷する場合 前者は、一度の外傷により切れてしまう場合で、この場合では、体重が加わった状態でのひねりや衝撃によって半月板だけが損傷するものと、前十字靱帯損傷などに合併して起こるものとがあります。 後者は、変性断裂といって、繰り返しの負担や関節の加齢による変化が原因で切れてしまう場合です。これは加齢により変性した半月板が、ちょっとした負荷や外傷で傷ついたり切れたりと半月板損傷が起こりやすい状況にあるため引き起こるとされています。 また、半月板には内側半月板(C字型)と外側半月板(O字型)がありますが、圧倒的に内側半月板の痛みを訴える方が多くいます。関節面の内側と外側では、内側の方がより多く負荷がかかっているので、内側半月板の方が傷付きやすいとされています。またO脚変形を伴うと、常に内側半月板にストレスが掛かった状態で膝の曲げ伸ばしを行っている事となり損傷の原因になりやすいといえます。 外側半月板の損傷では、円板状半月板が原因とされるものが多くあります。円板状半月板は先天的な形態異常で、正常な半月板よりも傷付きやすい状態のため、軽微なケガなどでも損傷しやすいとされています。 <断裂の種類> 半月板損傷の切れ方には、水平断裂や縦断裂、横断裂などがあります。 ○水平断裂の場合 ⇒ 半月板が2枚おろしの様にめくり上がった状態で断裂しています。 ○縦断裂の場合 ⇒ 外傷により損傷。 ○横断裂の場合 ⇒ 外傷により損傷。 <痛みの原因は?> 半月板が切れていても半月板そのものに痛みがあるわけではありません。関節の中に炎症が起こり痛みの原因となります。 炎症が強くなってくると、関節の中に水がたまることがあります。 関節の中の水は関節液と呼ばれ、正常な関節液は粘度が非常に高く、関節の潤滑油の働きをしていますが、炎症が起きて溜まってしまった水はさらさらしていて潤滑油の役割を果しません。 またその関節液の中には炎症を引き起こす成分が含まれており、結果、炎症が炎症を引き起こすような状態になってしまいます。
治療
<痛んだ半月板は自然に治る?> 半月板のへりの部分、赤色半月板と言いますが、そこは血液が流れている場所なので修復されやすく、時間をかけて自然に治っていくこともあります。 ただ、半月板の真ん中の方になっていくほど血流がなく、切れてしまうと自然には治りませんので、手術の適応になる場合もあります。 <治療方法> 半月板損傷の治療には、保存的治療と手術治療の方法があります。 一般的に加齢の変化でおこる水平断裂の場合は手術をすることはほとんどありません。半月板が切れているといっても、そのままで普通に生活している方もたくさんいます。炎症が落ち着いてくれば自然に痛みも落ち着いてきますので、経過をみていきましょう、という場合がよくあります。 痛みが強い場合には炎症を落ち着かせるために、溜まっている水を抜いたり外側から冷やしたり、ステロイド注射やヒアルロン酸注射を施したり、痛み止めを処方したりといった治療を行います。 炎症が強く、水が溜まり、熱が有るような場合では、水を抜いて薬を入れると速やかに治ることがほとんどです。また、水がある程度たまっていても熱がなく落ち着いている場合は、水を抜く必要はなく、その状態で平衡状態をたもっているので、特に処置をしない場合もあります。これらが保存的治療にあたります。 それとは別に、3ヵ月以上痛みが続く場合や日常生活でも支障がある場合、半月板の切れ方がひどい場合(縦断裂・横断裂)などは手術の適応になります。
はぴねす鍼灸接骨院では、早期回復が望める酸素カプセルや鍼灸治療を併用して行う場合があります。
また、治癒後はリハビリトレーニングも行っています。
半月板損傷の疑いがある場合は、お気軽にご相談ください。
2015.02.18
症状
外側側副靱帯を損傷すると次の様な症状が現れます。
<主な症状>
膝の外側に違和感がある。
膝の外側に痛みがある。
膝の外側が腫れている。
膝に安定感がない。
膝が内側に反るとグラつきがある。
外側側副靱帯とは?
外側側副靱帯は、膝を支える重要な靱帯の内の1つで、LCL(エルシーエル)と呼ばれます。 膝関節の外側に位置し、大腿骨(太ももの骨)と腓骨(すねの骨)をつないでいる靱帯です。 この靱帯は膝の外側の安定性を保ち、内反を防ぐ役割を果たしています。
主な原因
外側側副靱帯損傷は、膝を内側から外側へ押し込まれるような外力が加わったときに発生しやすいとされています。 例えば、ラグビーなどのコンタクトスポーツで相手が膝の側方から乗りかかってきた場合や、格闘技での打撃・関節技、急な方向転換などの外傷で起こります。 外側側副靱帯損傷は、内側側副靱帯損傷ほど受傷率は少なく、また、単独で損傷することはまれで、十字靱帯損傷や半月板損傷などと合併して起こる場合がほとんどです。
治療
外側側副靱帯損傷の治療はほとんどが保存的治療を行います。主には、アイシングを行って冷やしたり、関節可動域訓練や大腿四頭筋のトレーニングなどの運動療法を行ったりします。 ほとんどの場合は保存的治療で治りますが、他の靱帯損傷と合併して起こる場合等には、靭帯縫合術や靭帯再建術の手術が適応されることがあります
はぴねす鍼灸接骨院では、早期回復が望める酸素カプセルや鍼灸治療を併用して行う場合があります。
また、治癒後はリハビリトレーニングも行っています。
外側側副靭帯の疑いがある場合は、お気軽にご相談ください。
2015.02.17
症状
内側側副靱帯を損傷すると、次の様な症状が現れます。
<主な症状>
膝の内側を圧迫すると痛みが生じる。
膝の曲げ伸ばしをした時に膝の内側に痛みが生じる。
膝を完全に伸ばすことが困難。
膝に安定感がない。
膝くずれがおこる。
膝の内側が腫れている。
内側側副靱帯とは?
内側側副靱帯は、膝を支える4本の重要な靱帯の内の1つで、MCL(エムシーエル)と呼ばれます。 この靱帯は大腿骨(ふとももの骨)と脛骨(すねの骨)の内側部分を薄く覆うように走行している靱帯です。 内側側副靱帯は膝関節の内側の安定性を保ち、膝の外反動揺性(外側にそる不安定性)を防止する役割を果たしています。
主な原因
内側側副靱帯損傷は膝の靱帯損傷の中で最もよく起こる症例です。あらゆる年齢層で発生しますが、高齢者に起こるのは比較的まれだと言われています。 基本的には膝関節の外側への反りや強い捻り動作で損傷し、スポーツでの受傷が主で、急な方向転換をするテニスや野球、バスケットボール、スキー、サッカーなどで多く見られます。 また、ラグビーやアメフトのような接触の多いスポーツではタックルにより膝関節に外反や外旋が強制されたときに断裂しやすくなります。
治療
内側側副靱帯損傷は、痛みや腫れが一定期間で落ち着く場合がほとんどですが、損傷の程度が強いと膝の不安定感が残り、慢性化する恐れがあります。また、そのままの状態でスポーツ活動を続けると、軟骨損傷や半月板損傷を引き起こす可能性も高くなります。 <治療方法> 膝の靱帯損傷の中で最も受傷率の高い外傷ですが、内側側副靱帯は関節外靱帯で血行が豊富なため、治癒力が高く、正しく治療やリハビリを行えば基本的には完全復帰するとされています。そのため治療方法としては保存療法が行われる場合がほとんどです。 保存療法としては、患部の腫れや炎症を抑える目的でアイシングを行ったり、関節可動域訓練や大腿四頭筋訓練を行ったりする方法があります。 ほとんどの場合は保存的治療で治りますが、他の靱帯損傷と合併して起こる場合等には、靭帯縫合術や靭帯再建術の手術が適応されることがあります。
はぴねす鍼灸接骨院では、早期回復が望める酸素カプセルや鍼灸治療を併用して行う場合があります。
また、治癒後はリハビリトレーニングも行っています。
膝関節内側側副靭帯損傷の疑いがある場合は、お気軽にご相談ください
2015.02.16
症状
変形性膝関節症は、膝関節のクッションとなる関節軟骨がすり減ることで、膝関節内の間隔が狭くなったり、骨同士がぶつかったりするため、膝に痛みや様々な症状が現れます。
<主な症状>
膝に違和感がある。
膝の曲げ伸ばしの際に痛みを感じる。
膝が伸びない、曲がらない。
膝が腫れている。重い感じがする。
膝関節の構造 【関節軟骨のはたらき】
膝関節は大腿骨・脛骨・膝蓋骨の骨で構成され、大腿脛骨関節と膝蓋大腿関節からなる関節です。 骨の周りには筋や腱、靱帯が付着し、膝の安定性を保つ役割をしています。 膝関節の各骨の表面にはクッション役となる関節軟骨があります。 この関節軟骨は、表面がとても滑らかで弾力性のある硝子軟骨という軟骨で、骨が受ける衝撃を吸収したり、膝の曲げ伸ばしの際に起こる骨と骨との摩擦を防いだりする働きがあります。
主な原因
変形性膝関節症は、50~70歳代に多くみられますが、これは、加齢による軟骨の変性が原因で起こるとされています。 膝関節は体の中で最も大きい荷重関節で、体を移動するのに重要な役割を果たしています。その分、年齢を重ねるにつれ関節にストレスが掛かり、膝の関節軟骨が徐々に弾力性を失い、すり減っていくことで、関節の隙間が狭くなり、膝関節が変形していくことがあります。 また、加齢による軟骨の変性だけでなく、肥満やO脚、労働・スポーツなどによる習慣的な膝への負担が要因となったり、骨折や靱帯損傷、半月板損傷などの外傷の後遺症として発症することもあります。 変形性膝関節症には内側型(O脚)、外側型(X脚)がありますが、膝関節では内側の方に荷重が大きいので、圧倒的に内側型の方が起こりやすいとされています。
治療
変形性膝関節症は、遺伝的な要因もあり完全に予防出来るものではありませんが、体重による負担を減らすという意味でも、肥満を解消することが重要になってきます。 基本的には、一旦変形してしまった関節はもとの形に戻すことは出来ません。そのため、変形性膝関節症の治療では、症状を緩和することや機能を維持することが治療の主な目的になります。 <治療方法> 変形性膝関節症の治療方法としては、初期の段階では、温めたり冷やしたりといった温熱療法・冷却療法や、膝の曲げ伸ばし体操・ウォーキング等の運動療法等による治療といった、保存的治療が行われることが一般的です。 運動療法は血行を良くし患部を温めて痛みを軽減させたり、関節の動きをスムーズにしたり、下肢の筋力を強化する目的で行います。また、痛みや炎症を和らげるために鎮痛剤を処方したり、膝関節内にヒアルロン酸注射をしたりする場合もあります。 保存的治療を行っても改善がみられず、日常生活に支障をきたす程に進行した症状の場合には、手術治療を検討することがあります。この場合には、関節鏡(内視鏡)手術、高位脛骨骨切り術、人工関節置換術などの方法があります。
はぴねす鍼灸接骨院では、早期回復が望める酸素カプセルや鍼灸治療を併用して行う場合があります。
また、ストレッチトレーニングやリハビリトレーニングも行っています。
変形性膝関節症の疑いがある場合は、お気軽にご相談ください。